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車いすバスケ女子日本、きょう優勝候補オランダと初戦…やっぱりカギは3点シュート

読売新聞 / 2024年8月30日 6時12分

 パリパラリンピックの車いすバスケットボールは、29日から11日間の日程で競技が行われる。東京パラリンピック銀メダルの男子日本代表は出場権を得られなかったが、女子が最終予選を勝ち抜いて出場権を獲得した。1次リーグで対戦する相手は強豪ばかり。「格下」日本の勝機はどこにあるのか。(デジタル編集部 池田亮)

日本は「ぶっちぎりの8位」

 車いすバスケには8か国が出場する。二つのグループに分かれ、29日から9月2日まで、総当たりの1次リーグを行う。女子の組分けは、グループAがイギリス、中国、カナダ、スペインの4か国、グループBがオランダ、日本、アメリカ、ドイツとなった。各グループで順位を決めた後、A組の1位がB組の4位と対戦するなどの方式で準々決勝が行われる。準々決勝で敗れると順位決定戦にまわる。

 5月の代表強化合宿で、主将の北田千尋(35)が「今、ぶっちぎりの8位だと思う」と危機感を表したように、昨年の世界選手権で7位だった日本はいわば挑戦者の立場だ。

 その世界選手権で日本は、パラの1次リーグで対戦する3か国と対戦し、いずれも敗れた。その戦いを振り返ってみる。

 30日に行われる初戦の相手オランダは、東京パラリンピック金メダル、2018、23年の世界選手権を連覇していて、優勝候補「筆頭」と言える。世界選手権では、高さ、スピード、総力で圧倒され、42―96と大敗した。

 2戦目の相手となるドイツとは、52―61だった。終盤に追い上げを見せ、岩野博ヘッドコーチは試合後「競るゲームができるということがわかり、意味ある一戦になった」と一定の手応えを感じた。東京パラリンピック「銅」のアメリカとは46―76と30点差をつけられた。岩野ヘッドコーチは「速攻をケアできなかった」とした。

主将北田「番狂わせ起こす」

 では、日本の勝機はどこにあるのか。

 岩野ヘッドコーチは、5月の強化合宿で「ロングレンジからのショットを中心とした得点力」をポイントに挙げた。スリーポイントを得意とする柳本あまね(26)は「ガードとして相手を引きつけられるし、どの大会でも50%以上は成功させたい」と意気込みを語っている。主将の北田も「一つでも多く勝って番狂わせを起こし、世界を驚かせて帰国したい」と宣言。「下克上」がなるか、注目だ。

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