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小田凱人、得意なローランギャロスで金メダル目指す…上地結衣は「4度目の正直」狙う

読売新聞 / 2024年8月30日 8時36分

 パリパラリンピックの車いすテニスは30日から、ローランギャロスで競技が始まる。男子シングルスで金メダルの有力候補に挙げられるのが小田凱人(18)。東京パラリンピックで女子シングルス銀メダルの上地結衣(30)とともに、世界ランキング(8月19日付)は2位で、初優勝に期待がかかる。

小田「オリンピックを超える存在に」

 10歳で車いすテニスを始めた小田は、2022年にプロに転向。ローランギャロスで行われる四大大会の全仏オープンは2連覇している。通算成績200勝37敗の小田にとって、クレーコートはもっとも相性がよく、これまで87勝7敗で勝率は9割を超える。今年は9戦全勝を誇り、小田自身も「クレーは好き」と話す。

 最大のライバルとなるのが、世界ランキング1位のアルフィー・ヒューエット(イギリス)だ。通算の対戦成績は小田の7勝8敗。直近では6月の全仏オープンの翌週に行われた大会で小田が7―5、6―3で勝利。4月のジャパンオープンでも6―1、7―6でストレート勝ちしている。クレーコートでの対戦は2回あり、いずれも小田が勝利している。パラリンピックを前に、小田は「車いすテニスは、オリンピックの競技を超える存在になると思うし、僕がそうしたい」と語った。

全仏4度優勝の上地結衣、パラへ「気負いない」

 女子日本勢では、上地結衣が4度目のパラリンピックに臨む。「目指すところは一つ、金メダルを取りたい気持ちはすごくある。ただ、自分でも不思議なくらい、気負いがない」と語っている。上地は全仏オープンで4度優勝を誇り、クレーコートでの成績も通算77勝16敗と悪くない。

 上地の最大のライバルは、東京パラリンピックの決勝で敗れた世界ランキング1位のディーデ・デフロート(オランダ)だ。通算の対戦成績は上地の16勝46敗と分が悪いが、直近7月の大会では上地が7―5、6―3でストレート勝ちを収めている。上地はデフロート戦について、「主導権を握れる機会は格段に増えている」と手応えを語っている。

 このほか、東京パラリンピックで上地とダブルスを組んで銅メダルを獲得した大谷桃子も世界ランキング10位に入っており、活躍が期待される。(デジタル編集部)

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