東京・新宿のマンホール、１００キロの蓋が吹き飛び大量の水噴き出す…大雨で内側から空気圧

東京都庁

　東京都下水道局は、今月２１日夕方から夜にかけて都内で局地的に大雨が降った際、新宿や品川など４区５か所で下水道のマンホールの蓋が飛んで外れるなどしたと明らかにした。いずれもけが人はいなかった。

　同局によると、新宿区西新宿で歩道のマンホールの蓋（重さ約１００キロ）が吹き飛び、大量の水が噴き出した。周辺の道路も隆起した。品川区や文京区、港区でも蓋のずれや隆起が起きた。

　下水道管に大量の雨水が一気に流入すると、管内の水位が急上昇する。これにより、蓋には内側から外側に向けて強い空気圧がかかり、蓋が吹き飛んだり、道路が隆起したりすることがあるという。

　同局は、吹き飛ぶなどしたマンホールの蓋について、空気圧の上昇を抑えることができる空気孔の開いたものに付け替えた。他の場所についても、対策を検討する。

　局地的大雨は日中の気温上昇などで起きた。港区付近では、２１日午後７時までの１時間に約１００ミリの猛烈な雨が降った。