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「2つの蒲田駅」結ぶ鉄道・新空港線、事業化へ「大きな一歩」…池袋・渋谷方面からの利便性向上に期待

読売新聞 / 2024年8月30日 7時15分

国土交通省

 国土交通省は27日に発表した2025年度一般会計予算の概算要求で、JR・東急線の蒲田駅と、京急線の京急蒲田駅を結ぶ鉄道新線「新空港線」(蒲蒲線)の整備に向けた調査・設計費の一部として補助金3000万円を計上した。概算要求に蒲蒲線の関連費用が盛り込まれるのは初めてで、予算化されれば、事業化に向けて大きく前進する。

 蒲蒲線は、蒲田駅を地下に増設したうえで東急多摩川線を地下化し、約800メートル離れた京急蒲田駅まで線路を延ばす計画。開通すれば、池袋・渋谷方面から羽田空港方面への交通利便性の向上が期待される。

 国交省によると、実際の調査・設計は、整備主体の第3セクター「羽田エアポートライン」が行う。25年度分の全体費用は計9000万円で、概算要求には、事業費の3分の1を国が補助する都市鉄道利便増進事業の認定を想定し、3000万円を充てた。

 蒲蒲線は、国交省の交通政策審議会が16年に「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワーク」と位置づけたことで整備に向けた議論が本格化。22年には、地元の大田区が都と費用の負担割合について合意した。

 区の試算によると、蒲蒲線の事業費の合計は約1360億円。区は30年代の開業を目指し、25年度中に都市鉄道利便増進事業に認定されるよう第3セクターを支援していく。鈴木晶雅区長は「まだ概算要求の段階ではあるが、新空港線にとって大きな一歩だ。国と引き続き密に連携していく」とコメントした。

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