歩道に倒れ込む１００歳代男性を小学生兄弟が目撃、走行中の車に手を振り助け求める…山口県警が感謝状

山口県警察本部

　熱中症で歩道に倒れた高齢男性（１００歳代）を救助したとして、山口県警宇部署は宇部市立西岐波小４年の男児（９）と同２年の弟（８）に感謝状を贈った。

　兄弟は７月４日午後３時４０分頃、友人たちと下校中に歩道で高齢男性が倒れ込む様子を目撃。駆け寄って男性に呼びかけると、きつそうにしていたため道路を走行中の車に手を振り、停車した運転手に助けを求めた。その後、男性は病院に搬送され、命に別条はなかったという。

　同署で１５日に行われた贈呈式で、感謝状を手渡した大浴信正署長は「２人の行動に本当に敬意と感謝でいっぱいです」と語り、同席した父親（４５）は「我が子ながらよくやってくれた」とねぎらった。

　兄は「助けることができてよかった。これからも困っている人がいたら助けてあげたい」、弟は「帽子をかぶっていなくて顔が赤かったので、早く助けを呼ばないといけないと思った」と語った。