イトーヨーカ堂、関東や愛知の５店舗を閉店へ…茨城県からは撤退

イトーヨーカドー

　セブン＆アイ・ホールディングス傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂は２８日、関東や愛知などの５店舗を来年２月頃までに閉店させる方針を明らかにした。茨城県からは撤退する。採算悪化で閉じる３３店舗の閉店計画の全容が固まり、構造改革を加速させる。

　閉店を決めたのは▽竜ヶ崎店（茨城県）▽姉崎店（千葉県）▽西川口店（埼玉県）▽川崎港町店（川崎市）▽尾張旭店（愛知県）。セブン＆アイは昨年、全国１２６店舗のうち３３店舗を削減し、首都圏の店舗を中心に食料品を強化する構造改革を発表していた。

　ヨーカ堂を巡ってはこれまでに北海道・東北、信越地方からの撤退のほか、首都圏の津田沼店（千葉県）、春日部店（埼玉県）の閉店が明らかになっていた。一部店舗は地場のスーパーが引き継ぐケースもある。