パラリンピックきょうから競技開始、６度目出場の競泳・鈴木孝幸やボッチャのエースら登場

バスチーユ広場に設置されたパラリンピックのシンボルマーク「スリー・アギトス」の前で、記念撮影する人たち（２８日、パリで）＝木佐貫冬星撮影

　【パリ＝読売取材団】パリ・パラリンピックは２９日、車いすラグビーやボッチャ、バドミントンなどで競技がスタートし、メダル獲得の期待がかかる日本勢も多く登場する。

　車いすラグビーは、２０１６年リオデジャネイロ大会から２大会連続の銅メダル。今回は代表１２人のうち、１１人が東京大会の経験者で、念願の金メダル獲得を見据える。初戦はドイツと対戦する。

　ボッチャは男女の個人戦が始まり、男子は脳性まひＢＣ２で個人戦２連覇のかかる杉村英孝（ＴＯＫＩＯインカラミ）、５大会連続出場の広瀬隆喜（西尾レントオール）の両エースがともに初戦を迎える。

　バドミントンも東京大会の車いすで単複２冠の里見紗李奈（ＮＴＴ都市開発）が女子シングルス、ダブルスに出場し、男子はシングルス（車いすＷＨ２）で１２１連勝中の梶原大暉（ダイハツ）が、村山浩（ＳＭＢＣグリーンサービス）と組むダブルスに出場する。

　競泳も、２９日から競技が始まる。６大会連続出場となる鈴木孝幸（ゴールドウイン）が男子５０メートル平泳ぎ（運動機能障害ＳＢ３）に出場する予定。閉幕前日の９月７日まで各種目が行われ、２大会連続の金メダルを目指す男子１００メートル平泳ぎ（知的障害）の山口尚秀（四国ガス）、世界選手権女子２００メートル個人メドレー（知的障害）銀メダルの木下あいら（三菱商事）らも順次登場する。