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ボッチャ「火ノ玉ジャパン」、7選手が出場…一時「資格なし」の22歳主将もメダル目指す

読売新聞 / 2024年8月29日 16時0分

ボッチャ日本勢の世界ランキング

 パリ・パラリンピックのボッチャ競技が29日から始まる。日本代表「火ノ玉ジャパン」は7選手が出場。東京パラリンピック個人(脳性まひBC2)金メダルの杉村英孝(42)の連覇や、クラス分けで一時「資格なし」の判定を受け、出場が危ぶまれた主将の内田峻介(22)(運動機能障害BC4)の躍進に期待がかかる。9月3日から始まるチーム(脳性まひ)では、東京大会の「銅」を上回るメダルが獲得できるかにも注目したい。(デジタル編集部 池田亮)

パリ前哨戦で優勝した杉村や有田・一戸ペアが好調

 パラリンピック前の最後の国際大会で、パリ前哨戦とも言える今年4、5月のワールドカップ(カナダ)で火ノ玉ジャパンは2組が優勝した。個人戦の杉村と、ペア(脳性まひ・運動機能障害BC3)の有田正行・一戸彩音だ。

 杉村は大会後、「パリ大会に向けて弾みがつく成果をあげることができた」とコメント。6月の代表強化合宿では、パラリンピック連覇について「固執してしまうとプレッシャーになってしまう」としながらも、「東京大会の自分を超えることを目標に、パリには臨みたい」と意気込みを語った。

 パラリンピック初出場となる44歳の有田と18歳の一戸が組むペアは、今年3月にポルトガルで開催されたパリ最終予選でも準優勝。有田は「1球1球、ベストの選択ができるペアになってきている」と自信を深めている。

内田主将、パリへの道開け「結果で恩返し」

 また、杉村とともに、世界ランキングで日本勢最高の5位につける内田にも躍進が期待される。内田は2022年の世界選手権で優勝。昨年10月のワールドカップ(ポルトガル)で準優勝するなど、パリに向けた選考レースを順調に戦ってきた。ところが、昨年12月、香港の国際大会で行われたクラス分けで、「資格なし」と判定された。パリを目前にしたまさかの判定に、内田は「何を目標に生きていけばいいのか……」と苦悩したが、今年4、5月に再びクラス分けを受け、出場資格を回復した。日本代表の主将にもなった内田は「ここまで支えてくれたすべての人に、結果で恩返しをしたい」と闘志を燃やしている。

2大会連続メダルのチーム、広瀬「結果にこだわりたい」

 3人で戦うチーム戦には、杉村と広瀬隆喜(39)(脳性まひBC2)、遠藤裕美(38)(脳性まひBC1)で臨む。リオデジャネイロ大会「銀」、東京大会「銅」と、2大会連続でメダルを獲得している日本代表。広瀬は、6月の代表強化合宿で「メダルが続いているので逃してはならないと思う。結果にこだわりたい」と話した。

 チームは昨年12月のアジア・オセアニア選手権の準決勝で世界ランキング2位のタイに敗れたものの、3位決定戦では同4位のインドネシアに完勝した。杉村は「これまで積み重ねてやってきたことを、悔いなく発揮したい」と言葉に力を込めた。

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