小泉進次郎氏、党改革で刷新打ち出す考え…自民党総裁選９月６日に出馬表明

小泉進次郎氏

　自民党総裁選（９月１２日告示、２７日投開票）を巡り、小泉進次郎・元環境相（４３）は９月６日に記者会見を開き、立候補を表明する。小泉氏の事務所が２８日、発表した。台風１０号の接近を踏まえ、３０日としていた日程を変更した。総裁選への出馬は初めてとなる。高市早苗経済安全保障相（６３）は９月９日の表明で調整に入った。

　小泉氏は衆院神奈川１１区選出で当選５回。党青年局長や内閣府兼復興政務官などを経て、２０１９年に安倍内閣で環境相として初入閣し、菅内閣で再任された。無派閥を貫く小泉氏は党改革などを通じた刷新を打ち出したい考えだ。

　高市氏は衆院奈良２区選出の当選９回で、総務相や沖縄・北方相などを務めた。総裁選への出馬は前回２１年に続き２回目となる。来週後半の表明を目指していたが、台風１０号の状況などを考慮し、日程をずらした。

　茂木敏充幹事長（６８）は２８日、国会内で会長を務める栃木県連から出馬要請を受け、「来週にも覚悟を持って決断したい」と応じた。来週中に立候補を表明する。林芳正官房長官（６３）は台風１０号への対応を優先し、９月３日に立候補を表明する予定だ。