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若武者の先制2ランで主導権、巨人・浅野翔吾「年齢は関係ない」…35歳・坂本勇人も「いい刺激に」

読売新聞 / 2024年8月29日 6時0分

3回2死3塁、先制の2ランを放つ浅野(28日)=横山就平撮影

 巨人3―2ヤクルト(セ・リーグ=28日)――巨人が競り勝ち、4連勝で2カード連続の勝ち越し。三回に浅野の2ランで先行し、追いつかれた後の六回に吉川が決勝の犠飛を放った。ヤクルトは3連敗。

 「勝負勘を一番、買っている。打席に入った時の表情、勝負する顔が素晴らしい」。巨人の阿部監督は、19歳の浅野をこう評価する。その若武者が放った先制2ランで主導権を握ったチームは、1点を争う一戦に競り勝った。

 ベンチが沸き返ったのは三回。先頭の門脇がチーム初安打で出塁後、二死三塁となって打席に2番の浅野。2ボール2ストライクから落ちる変化球を振り抜く。確信したようにバットを高々と掲げ、左翼席に飛び込む打球を見届けると、ようやく笑みがこぼれた。「昨日、丸さんが目の前で敬遠され、抑えられて悔しかった」。反省をすぐ力に変えた。

 主力も黙ってはいない。同点の六回、一死から岡本和が右前打で出て、坂本もスライダーに食らいついて中前打で続く。相手の暴投で二、三塁となり、吉川の中犠飛で勝ち越した。「もう必死。(浅野)翔吾がいいところで打ってくれたので」と吉川。監督は「もぎ取った感じだった」と中軸の意地と見た。

 12日に一軍復帰した浅野は、12試合で3本塁打、11打点をマーク。数字以上に満塁弾や、本塁打を含む4安打など、強い印象を残す活躍も目立っている。高卒2年目で一軍最年少の戦う姿勢に、ベテランも奮い立つ。35歳の坂本は「いい刺激になっている」と言う。

 負傷離脱したヘルナンデスに代わり、若手の中から浅野を再昇格させた起用は、今のところ大的中といっていい。「いつ落とされてもおかしくない。(年齢は)試合になったら関係ない」と浅野。がむしゃらな姿が、チームに活力を与えている。

(平山一有)

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