パラリンピック開会式、日本は７６番目に入場…旗手は「乃木坂４６」好きの石山大輝と「シロ」所属の西田杏

パリパラリンピックの結団式で、団旗を授与され、壇上に並ぶ（右から）騎手の石山大輝、西田杏（１６日午後２時３１分、東京都千代田区で）＝須藤菜々子撮影

　パリパラリンピックは２８日（日本時間２９日未明）、開会式が始まった。今大会、日本選手団は海外大会としては過去最多の１７５人が出場予定。シャンゼリゼ通りの入場行進では、７６番目に登場する。

　日本選手団の旗手は石山大輝（順大院）と競泳女子の西田杏（シロ）。石山は高校１年生で徐々に視力が失われる難病「網膜色素変性症」と診断された。高校、大学と三段跳びに取り組んでいたが、大学４年でパラ陸上に転向した。

　陽気な性格で、今年５月の世界選手権では競技後にマイクを渡されると「何を歌いましょうか」とおどける場面も。試合前には乃木坂４６の曲を聴いてテンションをあげる。走り幅跳び（Ｔ１２）に出場する。

　西田は埼玉県所沢市出身の２７歳。生まれつきの左上腕と右足大腿骨欠損で小学生から障害者水泳に取り組んでいる。所属先のシロは人気化粧品メーカー。

　大会では、女子２００メートル個人メドレー（ＳＭ７）、混合２００メートルメドレーリレー、女子５０メートルバタフライ（Ｓ７）に出場予定。