イスラエル軍がガザを広範囲に攻撃、パレスチナ人３４人死亡…避難命令を出したと主張

　【エルサレム＝吉永亜希子】ロイター通信によると、イスラエル軍は２８日、パレスチナ自治区ガザを広範囲に攻撃し、少なくとも３４人のパレスチナ人が死亡した。昨年１０月にガザで軍とイスラム主義組織ハマスによる戦闘が始まって以降、これまでに４万５００人以上が死亡したという。

　同通信によると、南部ハンユニスへの攻撃では、少なくとも１１人が死亡した。１００万人以上が避難している中部ディール・アルバラハでも、空爆で８人が犠牲になった。軍は、ハマスや他の武装組織がロケット弾などを発射してイスラエルを攻撃した地域を対象として避難命令を出したと主張している。イスラム主義組織ハマスなどは、対戦車ロケット弾や迫撃砲を発射して応戦したという。