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W杯アジア最終予選へ、高井幸大・望月ヘンリー海輝を代表初選出…「完成された選手」でなくても潜在能力は抜群

読売新聞 / 2024年8月30日 0時33分

パリ五輪・サッカー男子準々決勝、日本-スペイン戦で、パスを出す高井幸大(中央)(2日、リヨン郊外で)=松本拓也撮影

 日本サッカー協会は29日、9月に行われる2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨む日本代表27人を発表した。望月とパリ五輪で活躍した高井が初選出。三笘と伊東、細谷は1~2月のアジア杯以来のメンバー入りとなった。

 負傷しているDF冨安(アーセナル)やDF伊藤(バイエルン・ミュンヘン)は外れたが、遠藤や守田、堂安らが順当に選ばれた。ベテランの長友も名を連ね、J1で首位の町田からは最多の3人が選出された。

 世界ランキング18位の日本は、9月5日の初戦で同87位の中国と埼玉スタジアムで戦い、10日には同80位のバーレーンとアウェーで対戦する。森保監督は千葉市内で行われた記者会見で、「自分たちのバランスが崩れて隙を与えるような戦いにならないように気をつけながら、一戦一戦、戦いに挑みたい」と話した。

 日本にとって、W杯最終予選初戦は「鬼門」だ。今回同様に9月に行われた3年前はオマーンに、8年前はアラブ首長国連邦(UAE)に、いずれもホームで苦杯を喫した。

 9月は欧州組にとってシーズンが始まったばかり。コンディションは十分でなく、移籍や監督交代などでクラブの新たな戦術への順応を図っている選手には、代表への切り替えが難しい側面もある。森保監督は「前回はチーム全体でイメージを共有できなかった。準備をもっともっと突き詰めないといけない」と表情を厳しくする。

 手堅く常連組で大半を固めた一方で、将来への布石も打った。初代表の高井は高卒2年目で、望月は今季J1デビューしたばかり。実績には乏しいが、ともに1メートル90を超える長身で潜在能力は抜群だ。アジア杯でもろさを見せた守備陣のてこ入れも視野に入れる。

 「完成された選手ということで招集しているわけではない。活動を通して戦力として成長してほしい」と指揮官。最終予選に全力を注ぎつつ、W杯を見据えたチーム作りも進めていく意志を示した選考になった。

(星聡)

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