1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

ゴールボール男子、「フェイク攻撃」に手応え…中国に惜敗も「次戦を楽しみに」

読売新聞 / 2024年8月29日 20時16分

ゴールボール男子予選で投球する宮食行次(29日、パリで)=須藤菜々子撮影

 パリパラリンピックは大会2日目の29日から競技が始まった。ゴールボール男子日本代表は、1次リーグ初戦で中国に6―7で敗れたが、強豪を相手に準備してきた「フェイク攻撃」に手応えを得た。試合後、選手は「チーム状態は良く、次戦を楽しみにしてもらいたい」と自信を見せた。(デジタル編集部 池田亮)

 12分ハーフで1チーム3人で行われるゴールボール。日本は前半、ペナルティースローで先制点を奪われたが、直後に金子和也のゴールで同点に。さらに田口侑治のゴールで勝ち越した。ただその後は、中国の高くバウンドさせる攻撃などに押され、前半は3―5とリードされて終了した。

 後半、日本は佐野優人や金子のゴールで一時、6―6の同点としたが、試合終了間際に決勝点を奪われて、初戦を落とした。

 世界ランキング3位の強豪に善戦したと言っていい世界6位の日本。効果的だったのは、「フェイク攻撃」だ。

 両ウイングの選手が、投球すると見せかけて足音を出し、相手の守備位置を微妙にずらした上で、できた隙を突くという攻撃。 宮食 (みやじき) 行次 (こうじ)は試合後、「準備してきた攻撃がはまり、一番手応えを感じた」と話した。田口も「センターの両脇を揺さぶる攻撃は効いていた」と成果を強調した。

 一方で、東京パラリンピック「銀」の中国から白星は奪えず、田口は「勝ちたかった」と悔しさも。萩原直輝も「次に当たった時は絶対に勝つ気持ちでいる」とリベンジを誓った。

 無観客だった東京パラリンピックから3年たち、有観客で行われたパラリンピックの試合。会場では、日本と中国の観客らが選手に熱い声援を送った。金子は「有観客で試合ができるうれしさを感じたし、応援される状況を楽しむことができた」と笑顔。田口も「男子チームはスロースターターなところがあるので、次の試合を楽しみにしてもらいたい」と次戦での勝利を誓った。

 4チームが総当たりでぶつかる1次リーグ。日本は30日の次戦で、世界ランキング8位のウクライナと対戦する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください