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「風の流れ方が私たちに向いている」…連覇へバドミントン「ゆまさり」組が圧勝発進

読売新聞 / 2024年8月29日 22時47分

試合後に相手と握手する里見(中央)と山崎(左)=ロイター

 パリ・パラリンピックは29日、バドミントンの各種目1次リーグが行われ、女子ダブルス(車いす)で、連覇を狙う里見紗李奈、山崎悠麻組(NTT都市開発)が韓国ペアにストレート勝ちした。男子ダブルス(車いす)では松本卓巳(創政建設)、長島理(LIXIL)組がフランスのペアに、梶原大暉(ダイハツ)、村山浩(SMBCグリーンサービス)組がマレーシアのペアにともに逆転勝ち。男子シングルス(下肢障害SL3)は藤原大輔(ダイハツ)がフルゲームでウクライナ選手を破った。

 里見、山崎組にとって今大会の初戦。会場の空調による風の影響に難しさを感じながらも、里見は「東京大会に似た風の流れ方。優勝した大会と同じ条件で私たちに向いているコート」と気持ちが乗っていた。前回王者らしい強気の攻めで韓国ペアを圧倒した。

 「追い風」サイドの第1ゲームは、相手の浅くなるショットを逃さず強打し、21―9で悠々と先取。シャトルが飛ばない側になった第2ゲームは山崎がしぶとくラリーをつなぎ、相手のミスを誘って点差を広げた。ペアを組んで7年目。練習では若手の男子ペアに勝つほどで、この日も2人の間を狙われたショットに難なく対応するなどペアとしての成熟度は高まっている。

 今回は世界ランク1位の中国ペアと同組。山崎が「決勝トーナメントと合わせて2回勝てるといい」と語れば、里見は「(2人の名前を合わせた)『ゆまさり』は勝負強さがある。かっこいい姿を見せる」。しっかりと連覇を見据えていた。(森井智史)

梶原・村山組「ガチガチ」でも逆転勝利

 前回大会銅メダルの梶原、村山組は明らかに動きが硬く、第1ゲームはミスが出て簡単に落とした。金メダル獲得にかける思いの強さもあってか、「お互いに緊張でガチガチだった」と梶原。それでも第2ゲームを奪い返すと、最終ゲームは相手の前に落とすショットで揺さぶるなど緊張がほぐれたような冷静な攻めで勝利をつかんだ。梶原は「反省は必要だけど、パラリンピックは絶対に勝たないといけないところ。とりあえず勝ったのでいいスタート」とほっとした様子だった。

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