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能登半島地震で被害受けた輪島塗、人間国宝の山岸一男さん「先人の志を次の世代に渡したい」

読売新聞 / 2024年8月30日 0時58分

講演会を行う山岸一男さん

 能登半島地震で大きな被害を受けた輪島塗の漆芸家で、「沈金」の人間国宝、山岸一男さん(70)が29日、客船「飛鳥2」内で講演会「能登はやさしや土までも」を行った。

 同船は常時、日本工芸会所属作家の作品を展示しており、今回は「夏の金沢・函館クルーズ」に合わせて山岸さんを招いた。

 山岸さんは地震で左肩などを骨折し、石川県輪島市の自宅兼工房が全壊した。現在は金沢市内のマンションで制作を再開しているという。山岸さんは、輪島が北前船の寄港地として栄えた歴史を誇らしく語り、「能登の国はつくづく美しい。人は寡黙だが働きもの。粘り強く復興する。私は漆の仕事で、先人の志を次の世代に渡したい」と再興への決意を新たにしていた。

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