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パラ選手村に義足や車いすの修理センター…ドイツのメーカー、日本人の技術者も

読売新聞 / 2024年8月30日 6時4分

選手村内に設けられた「オットーボック」が運営する義足や車いすの「修理サービスセンター」(24日午後4時7分、パリ郊外のサンドニで)=木佐貫冬星撮影

 パリ・パラリンピックの選手村に義足や車いすの修理サービスセンターがオープンし、連日、多くの選手やスタッフが訪れている。ドイツの医療福祉機器メーカー「オットーボック」が運営するセンターで、村内のビルの約720平方メートルのスペースにドイツから持ち込んだ修理用の溶接機器や専用の作業台などを設置し、資材や予備のタイヤなどのパーツも数多く用意した。

 大会が終わるまで、日本人を含む41か国・地域の義肢装具士や溶接技術者ら約160人が、車いすレーサーや義足などのほか日常用の福祉器具の修理などを無償で実施する。各競技会場にサテライトの修理ブースも設置され、大会期間中約2200件の修理サービスが見込まれる。

 一方、オットーボックでは同センターで、修理以外にも「3Dプリンター」を使用し、脚の切断部分と義足の接合部分である「ソケット」の製作を行っている。 下腿 かたい切断用の義足が対象で、センサーで切断部を計測したデータを基に3Dプリンターで製作する。

 ソケットは石こうで切断部の型をとり、手作業で製作するのが一般的で、その用意もある。初の3Dプリンターを使った製作を希望する選手には、パリ大会のエンブレム入りでソケットを作るという。今回は修理センターで試供的に実施しているが、「MyFit TT」というブランド名での実用化も進めている。(畔川吉永、結城和香子)

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