テコンドー田中光哉は敗者復活戦で敗れて７位「狙いに近い戦いはできた」と手ごたえも

テコンドー男子５８キロ級、敗者復活戦で相手を攻める田中光哉（左）（２９日）＝木佐貫冬星撮影

　パリパラリンピックのテコンドーは２９日、男子５８キロ級の田中光哉（電通デジタル）は敗者復活戦で敗れてメダル獲得はならなかった。

　テコンドーが初実施された東京大会に続く挑戦となった田中だが、メダルをつかむことはできなかった。初戦でネパール選手に快勝した後の準々決勝で、アゼルバイジャン選手に接戦の末、敗れた。敗者復活戦では、スペイン選手の蹴りで開始早々にリードを許す苦しい展開。終盤は互いに攻め合ったが逆転できず、７位で終えた。それでも、東京では味わえなかった白星の味を、パリでは味わった３２歳。「トレーニングを繰り返してきて狙いに近い戦いはできた」と、さらなる成長への手応えも得た様子だった。