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ミャクミャク像がグルグル巻き、毛布など何重にも包まれ「避難中」…大阪市長「見た方も台風の備えを」

読売新聞 / 2024年8月30日 13時46分

台風10号の接近に備えて、保護シートで覆われたミャクミャク像(大阪市北区で)

 台風10号は、31日にも大阪府内に最接近する見通しだ。台風の進行が遅く、中心から遠く離れた場所でも大雨が降る恐れがあり、府内の自治体は台風襲来への備えを急いでいる。

 大阪市は28日夜、市役所正面玄関前に設置する2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の像(幅3・3メートル、高さ2メートル)が飛来物で破損するのを防ぐため、毛布や保護シートで何重にも包んだ。玄関前の中央から、屋根がある隅に動かし、「台風避難中」の表示を付けた。

 午前6時時点で、市内で最大風速30メートル以上の暴風が予測される場合、ごみの収集を中止する。市内のスポーツ施設や生涯学習センター、市民学習センターも、午前7時時点で「特別警報」や「暴風警報」が発令されている場合は臨時休館となる。横山英幸市長は「ミャクミャクは避難しており、それを見た方も『台風の備えをしなければ』と感じてもらえたら」と話した。

 泉南市は、希望する市民に土のうを配布している。29日は午前中だけで12件の申し込みがあり、担当する道路課の他からも職員が加わって、約30リットルの袋に土を入れ、申し込んだ各戸に届けるという。

 高槻市は、31日に同市如是町の公民館で予定していた、手話コンサートや紙芝居などのイベントを中止。同日に安満遺跡公園で、市の後援で開かれる予定だった農産物の即売会も見合わせが決まった。

 府は30日に開く防災・危機管理指令部会議で、府内で被害が出た場合の対応手順などを確認する。吉村知事は「自治体が発信する情報に注意し、風で飛びそうな物は固定し、屋内に入れるなどして備えてもらいたい」と呼びかけている。

 スマートフォンの「大阪防災アプリ」を使うと、台風の進路や気象情報、鉄道の運行、避難所の開設などを確認できる。

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