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台風10号が九州を横断し四国へ接近…土砂崩れなどで4人が死亡、2人が行方不明

読売新聞 / 2024年8月30日 11時18分

気象庁

 台風10号は30日午前、九州北部を横断し、夕方以降に四国へ接近する見込みだ。勢力が弱まり、暴風域はなくなったが、九州を中心に西・東日本の広い範囲で記録的な大雨が続いている。読売新聞のまとめでは、30日午前9時現在、土砂崩れなどで4人が死亡、2人が行方不明で、九州を中心に計93人が重軽傷を負った。

 気象庁によると、30日明け方までの72時間降水量は、多い所で九州南部800ミリ、九州北部600ミリを超え、四国と東海でも500ミリに達した。今後も大雨が続く見通しで、31日午前6時までに予想される24時間降水量は、四国400ミリ、東海300ミリ、近畿200ミリなど。同庁は土砂災害や河川の増水などへの厳重な警戒を呼びかけている。

 台風による死者は、愛知県蒲郡市で起きた土砂崩れに巻き込まれた3人と、徳島県上板町で2階建て民家の屋根が崩れ、落下物に挟まれた80歳代男性の計4人。また、福岡県築上町では29日夜、川の様子を見ていたという高齢男性の行方がわからなくなった。鹿児島市沖で転覆した小型船の船長(64)も、行方不明となっている。

 台風の上陸に伴い、東海道新幹線や山陽新幹線などは30日、一部区間で運休となり、航空各社も西日本の発着便を中心に欠航している。

 台風は30日午前9時、大分県国東市付近をゆっくりと北東へ進み、中心気圧は994ヘクト・パスカル、最大風速は20メートル。9月1日までに熱帯低気圧に変わる見通し。

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