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「20m歩かされた」と怒った兵庫県知事の叱責、職員は「理不尽」と証言…県議会百条委

読売新聞 / 2024年8月30日 14時29分

兵庫県の斎藤元彦知事

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題を受け、県議会の百条委員会が30日に実施した証人尋問で、出頭した県職員が知事から受けた言動について「理不尽な 叱責 しっせきだった」と証言した。

 証人尋問では、告発文書に記載されていた「出張先で公用車を降り、20メートル歩かされただけで職員をどなり散らした」との疑惑について委員が質問。この出張は、昨年11月に県立考古博物館で行われた会合で、職員は知事の到着を出迎える役割だった。

 職員の証言によると、斎藤知事が公用車を降りた地点には車両の進入禁止の標識(車止め)があり、降車した斎藤知事は、職員に「なぜこれをどけとかないのか」と叱責。職員はその後、標識をどけたという。

 職員は証人尋問で、「非常に強い叱責で、想定外だった。車止めなので触るのはどうかと思ったが、移動せざるをえなかった」と証言。委員から叱責について問われ、「社会通念上必要な範囲とは思わない。理不尽な叱責を受けたと感じている」と述べた。

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