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新宿・世田谷など11区市が避難指示や高齢者等避難…小河内ダムの放流量を増やす方針

読売新聞 / 2024年8月30日 23時3分

東京都庁

 台風10号の影響で都内は30日、激しい雨にさらされた。各自治体が避難指示などを発令し、八王子市では土砂崩れが発生した。

 都のまとめなどによると、新宿、世田谷、杉並、多摩、町田、八王子、府中、調布、三鷹、小金井、西東京の少なくとも11区市に避難指示が出され、東村山市と稲城市には高齢者等避難が発令された。都と気象庁は30日未明、目黒川と野川・仙川を対象に、「氾濫危険情報」を発表。氾濫の恐れがあるとして警戒を呼びかけたが、いずれも午後3時半頃に解除された。

 八王子市では29日夜から雨脚が強まり、30日朝までの12時間降水量は8月の観測史上最大となる270ミリを記録した。市防災課によると、30日午後3時までに、市内で土砂崩れ2件、土砂流出4件が発生したが、いずれも人的被害はなかった。

 同市館町では住宅街にある急傾斜地で土砂崩れが起き、民家のブロック塀の一部が倒壊した。この住宅の住民(49)は「今朝になって家の裏を見て、崩れていて驚いた。こんなことは初めて」と話した。市は26か所の避難所を開設し、30日午後3時時点で68世帯計97人が避難した。

 都水道局は30日、台風の接近を受け、多摩川上流の小河内ダム(奥多摩町)の放流量を31日から増やすと発表した。降雨でダムから水があふれるのを防ぐ措置。多摩川とその支流の水位が上昇するため、近づかないよう注意を呼びかけている。

 同局によると、ダムは通常、毎秒21立方メートルを放流。31日午後1時からはダムの緊急用ゲートを開き、放流量を最大で毎秒150立方メートルまで増やす。雨が落ち着くまで行うという。ダムの30日午前7時現在の貯水率は89%に達している。

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