加藤勝信・元官房長官、総裁選出馬へ…表明時期は今後検討

加藤勝信氏

　自民党の加藤勝信・元官房長官（６８）が、党総裁選（９月１２日告示、２７日投開票）に出馬する方針を固め、周辺に伝えた。出馬に必要な推薦人２０人の確保にめどがついた。これで総裁選への立候補が見込まれるのは計８人となった。

　加藤氏は衆院岡山５区（新３区）選出で当選７回。厚生労働相、官房長官、党総務会長などを歴任した。総裁選への出馬は初めてとなる。政策集団に衣替えした茂木派に所属しており、同派からは茂木敏充幹事長（６８）も出馬する予定だ。

　加藤氏は３０日、党本部で記者団に「総裁選に向けて色々な準備が必要だ。それに向けた作業を進めている」と述べた。関係者によると、出馬表明の時期は今後検討する。

　今回の総裁選を巡っては、小林鷹之・前経済安全保障相（４９）、石破茂・元幹事長（６７）、河野太郎デジタル相（６１）の３氏がすでに出馬を表明している。

　今後、茂木氏、林芳正官房長官（６３）、小泉進次郎・元環境相（４３）、高市早苗経済安保相（６３）も表明する予定で、加藤氏を除くとこれまでの立候補予定者は７人だった。