車いすラグビー、前回「銀」米国に競り勝ち連勝…２２歳の橋本勝也が守備でも貢献

パリパラリンピック車いすラグビー１次リーグ、米国戦で守備にも奮闘した橋本勝也（中央、３０日）＝ロイター

　パリパラリンピックの車いすラグビーは２９日、１次リーグで初戦を迎えたＡ組の日本がドイツを５５―４４で破った。３０日の２戦目で前回２位の米国に４５―４２で競り勝ち、２連勝を飾った。

　一進一退の点の取り合いの続いた第４ピリオドで、橋本勝也（日興アセットマネジメント）が米国選手の懐の球をつつき、マイボールに。相手が車いすをこぐ際に「体を反らせる時がある」と狙っていた、してやったりのプレーだった。これを機に流れを呼び込み、接戦を制した。得点源の役割を担う２２歳は、「東京から３年かけて磨いてきた部分」と守備での貢献に胸を張った。