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台湾第3政党の主席、疲労で午前2時の事情聴取を拒否して検察に逮捕…審査申し立ても棄却

読売新聞 / 2024年9月1日 14時45分

柯文哲氏

 【台北=園田将嗣】台湾の検察当局は31日未明、第3政党・台湾民衆党の 柯文哲 クォーウェンジョオー主席を汚職関連の条例違反の疑いで逮捕した。同党によると、柯氏は検察の任意の事情聴取を受けていたが、夜間の聴取を拒否したため逮捕されたという。

 台湾メディアによると、柯氏は台北市長だった2020年、市内の商業施設の建て替え計画で不正に容積率を増やし、施設の開発を手がける業者に便宜を図った疑いが持たれている。

 同党によると、検察当局は30日午前7時から、柯氏の自宅や党本部などを同条例違反容疑で捜索し、31日午前2時まで柯氏から事情を聴取した。検察官は夜間も聴取を続ける意向を示し、柯氏が疲労を理由に拒否したところ、逮捕された。柯氏の弁護士は逮捕手続きの合法性を巡って裁判所に審査を申し立てたが、棄却された。

 民衆党支持者は検察当局の庁舎前に集まり、「潔白を信じる」、「司法はホコリまみれ」などと書かれた紙を掲げて柯氏の逮捕に抗議した。

 台湾の中央通信社によると、汚職疑惑に関連し、国民党籍の台北市議と業者の間で4000万台湾ドル(約1億8100万円)以上のやりとりがあったとされる。この市議は香港に渡航しようとして身柄を拘束され、裁判所から処分が決まるまでの拘束と接見禁止の決定を受けた。

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