大谷翔平が初回に４４号ソロ、ベッツ・フリーマンのＭＶＰトリオで３連発…Ｄバックスと乱打戦

大谷翔平（３０日）＝ＵＳＡトゥデー

　【フェニックス（米アリゾナ州）＝帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は８月３１日（日本時間１日）、敵地フェニックスでのダイヤモンドバックス戦に１番指名打者で出場し、一回に２試合連続の本塁打となる先制の４４号ソロを放った。バックスクリーン左のスタンドに飛び込む飛距離４２０フィート（約１２８メートル）の先頭打者アーチに、２番ベッツ、３番フリーマンも続き、リーグ最優秀選手（ＭＶＰ）経験者による今季初めての３者連続本塁打となった。

　敵地ファンから大きなブーイングを浴びた大谷は一回、フルカウントからファウルで粘った末、８球目の真ん中に来たカーブをフルスイング。バックスクリーンに向かって高く上がった打球の行方を、大谷は打席で仁王立ちで見つめた。今季５本目の先頭打者本塁打となり、ゆっくりとダイヤモンドを１周した。

　球場内のざわめきが収まらないうちに、ベッツが２球目を左中間スタンドに運んだ。大谷とのアベック弾にファンが騒然とする中、続くフリーマンが初球をとらえて右中間席に放り込んだ。試合開始早々、ファンの盛り上がりは最高潮になった。

　その裏、ダイヤモンドバックスも１番キャロルがランニング本塁打を放つなど、４点を挙げて逆転。ドジャースは二回、下位打線が好機を作り、大谷が同点の犠飛を放った。ナ・リーグ西地区の首位攻防戦は２戦連続で乱打戦となった。