東京・広尾の女性死亡、「部屋の温度巡って口論」の男を傷害容疑で送検…警視庁

送検される男（１日午前９時１分、警視庁渋谷署で）＝武藤要撮影

　東京都渋谷区広尾のマンションで８月３０日、顔にあざのある女性の遺体が見つかった事件で、警視庁は１日、交際相手の職業不詳の男（２５）を女性に対する傷害容疑で東京地検に送検した。１日にも司法解剖して詳しい死因を調べる。

　男は８月２９日深夜～３０日午前、自宅で同居していた会社員女性（２５）（千葉県印西市）の顔に拳で殴るなどの暴行を加え、全治不明のけがを負わせた疑いがあり、３０日に同容疑で逮捕された。

　これまでの調べに「部屋の温度で口論になった。顔をたたいたことに間違いない」などと容疑を認めている。遺体には複数のあざがあり、警視庁は事件の詳しい経緯や、暴行と死亡との因果関係を調べている。