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連覇逃したボッチャ杉村英孝、世界2位とため息出るショットの応酬も最終エンドに大量失点

読売新聞 / 2024年9月1日 16時54分

中国選手と対決し、投球する杉村英孝(29日)=古厩正樹撮影

 パリパラリンピックは31日、前回2021年東京パラリンピック・ボッチャ個人戦覇者の杉村英孝(TOKIOインカラミ)が男子個人(脳性まひBC2)の準々決勝で、強豪タイのエース選手に逆転で敗れ、パラ2連覇を逃した。

 杉村は「相手は最後、複数点を取らなければ勝てない状況だった。その戦い方に、自分が対応できなかった」と淡々と振り返った。

 2016年リオデジャネイロ大会個人戦銀メダルのウォラウトとの一戦は杉村のペースだった。ジャックボール(目標球)付近に寄せ、同時に相手の攻めも防ぐ絶妙の位置に球を置いたり、相手の球と目標球の間にねじ込んだりするなど、観客がため息をつくショットを続けた。

 だが、3―1とリードして迎えた最後の第4エンドに暗転した。最終盤、ウォラウトが密集したボールに自分の球を乗り上げさせる起死回生のショットを放ち、狙い通り大量4得点を奪取。その前に杉村も複数の球に乗り上げる得意技「スギムライジング」の機会があったが、成功しなかった。

 世界ランキング2位の相手と前回覇者で世界5位の杉村の力は 拮抗 きっこうする。一投、一球が勝負を分けるトップレベルの戦いを知るだけに、杉村は「やはり強い者が勝つ」と潔かった。

 日本の男子は脳性まひBC2の広瀬隆喜(西尾レントオール)や「火ノ玉ジャパン」主将で運動機能障害BC4の内田峻介(大体大)らも敗退し苦戦が続く。女子も含めて戦う団体種目で挽回したい。(畔川吉永)

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