1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

東京「金」で心に余裕生まれた木村敬一、活躍の幅広げ「目が見えなくても色々できる」アピール

読売新聞 / 2024年9月1日 20時5分

競泳男子50メートル自由形で金メダルに輝いた木村敬一選手(8月31日、パリ郊外で)=木佐貫冬星撮影

 【パリ=波多江一郎】31日に行われたパリパラリンピックの競泳男子50メートル自由形で金メダルを獲得した全盲の木村敬一選手(33)は、2021年東京大会の100メートルバタフライに続き、2大会連続の金メダリストに輝いた。

 「25秒98で1位です!」。古賀大樹コーチからトップでゴールしたことを聞くと、何度も水面をたたき、喜びを爆発させた。

 08年北京大会で初出場して以来、16年リオデジャネイロ大会までの3大会で金メダルはゼロ。米ボルティモアで金メダリストを育てたコーチに師事し、「何としても金を取る」との執念でトレーニングを重ね、東京大会でようやく頂点をつかんだ。

 重圧に打ち勝って結果を出し、心に余裕が生まれた。大会後は、ハーフマラソンやテレビキャスターに挑戦するなど活躍の幅を広げ、パラスポーツの魅力を伝えるとともに、「目が見えなくてもいろいろなことができる」とアピールした。本業の競技にも好影響を与え、フォーム改造の決断を後押しした。

 パラリンピックに初挑戦した時は高校生だった競泳陣のエースも、ベテランと呼ばれる年代に達したが、「闘争心がまだまだあるとわかってすごくうれしい」。連覇がかかる6日の100メートルバタフライを 虎視眈々 こしたんたんと狙っていた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください