ロシア軍、ウクライナ・ハルキウの商業施設にミサイル攻撃１０発以上…子供５人含む４７人負傷

１日、ウクライナ北東部ハルキウで、ロシアのミサイル攻撃を受けた現場から搬送されるけが人＝ロイター

　ロイター通信によると、ウクライナを侵略するロシア軍は１日、ウクライナ北東部ハルキウの商業施設を１０発以上のミサイルで攻撃し、子供５人を含む少なくとも４７人が負傷した。

　ハルキウでは８月３０日にも集合住宅や公園への空爆で７人が死亡、約８０人が負傷するなど民間施設への攻撃が繰り返されている。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はＳＮＳで「このテロ行為を止めねばならない。必要なのは、指導者たちの十分な勇気だ」と各国にさらなる支援を訴えた。

　一方、ウクライナ東部では露軍の攻勢が強まっている。露国防省は１日、東部ドネツク州の交通の要衝であるポクロウシク南東の集落を制圧したと主張した。英国防省は１日、「露軍は過去７日間で進軍を加速させている」と指摘し、露軍がポクロウシクから約１０キロ・メートル以内まで迫っているとの分析を発表した。