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昨年度の法人企業統計、経常利益12・1%増の106兆7694億円で最高更新…内部留保も最高

読売新聞 / 2024年9月2日 11時31分

財務省

 財務省が2日発表した2023年度の法人企業統計によると、金融業・保険業を除く全産業の経常利益は前年度比12・1%増の106兆7694億円となり、比較可能な1960年度以降で最高を更新した。原材料費の上昇分の価格転嫁が進んだことや、円安で収益が膨らんだことが要因。23年度末の企業の内部留保(金融業・保険業を除く)も前年度末比8・3%増の600兆9857億円と伸び、過去最高を更新した。

 経常利益が100兆円を超えたのも、内部留保が600兆円を超えたのも初めて。過去最高の更新は、経常利益が3年連続、内部留保は12年連続となる。

 経常利益は、製造業が11・1%増の38兆5055億円だった。円安で海外での販売が好調だった輸送用機械や、価格転嫁を進めた食料品が押し上げた。非製造業は12・6%増の68兆2639億円。コロナ禍からの経済活動の回復や訪日客の増加で、不動産業などが好調だった。

 売上高は3・5%増の1633兆3314億円で、3年連続の増収。設備投資も8・0%増の51兆4643億円と3年連続で増えた。

 24年4~6月期の金融業・保険業を除く全産業の経常利益は前年同期比13・2%増の35兆7680億円で4~6月期として過去最高だった。増加は6四半期連続。

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