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汚職関連の条例違反で逮捕の台湾第3政党主席、裁判所が釈放決定…「犯罪嫌疑の重大性」立証できず

読売新聞 / 2024年9月2日 17時28分

柯文哲氏

 【台北=園田将嗣】汚職関連の条例違反で逮捕された台湾の第3政党・台湾民衆党の 柯文哲 クォーウェンジョオー主席は2日未明、釈放された。台湾メディアによると、検察当局は収賄の疑いも含めて柯氏の勾留請求を行ったが、裁判所は「犯罪嫌疑の重大性」を立証できないとして釈放を決定した。

 柯氏は台北市長時代(2014~22年)に、市内の商業施設の建て替え計画で不正に容積率を増やし、施設の開発を手がける業者に便宜を図った疑いが持たれている。柯氏は8月31日、「検察当局の夜間の聴取を拒否した」(民衆党)ことを理由に逮捕された。

 台湾紙・自由時報によると、裁判所の決定は、市の委員会の会議で施設の容積率の緩和が決まったことに対する柯氏の違法性の認識や柯氏から指示があったかどうかについて、「検察側が提出した証拠では、犯罪嫌疑の重大性を立証できない」と指摘した。

 柯氏は釈放された後にSNSを更新し、「捜索で押収された携帯電話やハードディスクの中の情報を基に話をでっちあげた」と主張し、疑惑への自身の関与を否定した。

 一方、裁判所は容積率の緩和に関わったとされる当時の台北市副市長の勾留を決めた。

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