パラバドミントン里見紗李奈、２大会連続金メダル…決勝で世界ランク２位に逆転勝ち

里見紗李奈（８月３１日）

　パリ・パラリンピックは第６日の２日、バドミントンの女子シングルス（車いすＷＨ１）で、東京大会金メダルの里見紗李奈（２６）（ＮＴＴ都市開発）が連覇を達成した。決勝でスジラット・プッカム（タイ）を２―１の逆転で下した。

　里見は１日に行われた準決勝で中国選手にストレート勝ちして決勝に進んだ。世界ランキング１位の里見は決勝で、世界２位の相手に対し、第１ゲームを１８―２１で落としたが、第２ゲームは２１―１３、最終ゲームは２１－１８で奪い、競り勝った。

　里見は千葉県八街市出身。高校３年だった２０１６年に交通事故で脊髄を損傷し、両脚に障害が残った。１７年からバドミントンを始め、世界選手権のシングルスでは１９年、２２年に連覇を果たしている。ダブルスでもパラリンピックでは東京大会で優勝、今大会は銀メダルを獲得している。