1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

ガザの人質6遺体、至近距離から複数回撃たれた跡…イスラエル軍の接近察知し殺害か

読売新聞 / 2024年9月2日 21時20分

死亡が確認されたハーシュ・ゴールドバーグ・ポーリンさん=人質の家族会提供

 【エルサレム=吉永亜希子、福島利之】イスラエル保健省は1日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファの地下トンネルで8月末に遺体で見つかった人質6人は至近距離から複数回撃たれて殺害されたと発表した。人質解放や停戦に向けた交渉が進まない中で、人質の犠牲者増加に国民の不満が高まり、イスラエル各地で1日、大規模なデモが行われた。

 発表によると、検視の結果、人質はイスラエル軍が遺体を発見する1~2日前に撃たれた。イスラム主義組織ハマスが軍の接近を察知し、殺害したとみられる。

 エルサレム西部の路上では1日夕、数百人のデモ隊と排除しようとする警察部隊の間で小競り合いとなった。デモに参加した大学講師バー・ソロモンさん(54)は「政府は停戦に合意せず、人質を見殺しにしている」と非難した。公共放送カンによると、全国で数十万人がデモに参加し、約30人が警察に拘束された。

 2日には労働組合が全国的なストライキを呼びかけ、テルアビブ近郊の国際空港が一時閉鎖された。路面電車が午前中の運行を休止し、一部の商店も休業した。

 人質の家族会によると、残る人質は101人だが、死者も含まれる。家族会は、ガザ・エジプト境界での軍駐留にベンヤミン・ネタニヤフ首相が固執していることが停戦合意の妨げになっているとして、譲歩を求めている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください