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パラバドミントン藤原大輔、悔しい2大会連続4位…右脚ジャンプショット決まるも「甘さ出た」

読売新聞 / 2024年9月2日 21時25分

パリパラリンピックのバドミントン、男子シングルス準決勝に出場した藤原大輔(1日)=ロイター

 パリパラリンピックは2日、バドミントン女子シングルス(車いすWH1)決勝で、里見紗李奈(NTT都市開発)がタイ選手を2―1で下し、連覇を達成した。3位決定戦では女子シングルス(車いすWH2)の山崎悠麻(NTT都市開発)、男子シングルス(下肢障害SL3)の藤原大輔(ダイハツ)がともに敗れた。

 目指した銅メダルに届かず、試合を終えた藤原はタオルを頭からかぶって天を仰いだ。第1ゲームは7連続得点など意地を見せながらも落とし、第2ゲームはリードを守れずストレート負け。「やりきるという思いで試合に臨んだけど、甘さが出たかな」と悔やんだ。

 高知県出身の藤原は生後間もなく感染症で左脚を失った。持ち味はしぶとく粘って相手のミスを誘うプレー。「今は攻めきる選手が勝てるトレンドが出てきている」と、ここ数年は自分から先に仕掛ける積極的な攻撃も磨いてきた。敗れはしたが、この日も鍛えた右脚を生かしたジャンプからの強打で得点を決めた。

 東京大会は杉野明子と組んだ混合ダブルスで銅メダルを獲得したが、男子シングルスでは4位だった。個人種目でのメダルへの思いを胸に苦しい練習にも耐えた3年間。「この時間は僕にとってすごく大切で有意義な時間だった。悔しさ、緊張、そういう一つずつが人生のいい経験になった」。挑戦したからこそ言える言葉だった。(森井智史)

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