自民党総裁選へ相次ぎ出馬表明へ、加藤元官房長官は来週中・林官房長官は３日・茂木幹事長は４日

自民党本部に掲げられた総裁選の垂れ幕（２日午後、東京都千代田区で）＝帖地洸平撮影

　自民党総裁選（１２日告示、２７日投開票）を巡り、加藤勝信・元官房長官（６８）は２日、来週中に出馬を表明する考えを記者団に示した。林芳正官房長官（６３）は３日、茂木敏充幹事長（６８）は４日にそれぞれ出馬表明の記者会見を開く。

　加藤氏は２日、支持議員らと国会内で活動方針などについて話し合った。その後、記者団に対し、出馬に必要な推薦人２０人に関し、「最終段階の確認をしている」と説明。「それを待ったうえで公約発表、出馬宣言をしたい」と述べ、９日に陣営の事務所を設置することを明らかにした。

　６日に出馬表明する小泉進次郎・元環境相（４３）の陣営は２日、支持議員の秘書らを集めた国会内での会合で、今後の動きについて協議した。

　一方、上川陽子外相（７１）は２日、推薦人確保などに向け、国会内で支持議員らの会合を開いた。終了後、上川氏は「スタートラインが見えてきた状況だ」と記者団に語った。

　総裁選には、小林鷹之・前経済安全保障相（４９）、石破茂・元幹事長（６７）、河野太郎デジタル相（６１）がすでに出馬を表明した。高市早苗経済安保相（６３）は９日に表明する予定だ。