上地結衣、地元の１８歳にてこずりながら８強入り…「若い子には負けられない」

パリパラリンピック車いすテニス女子シングルス、１回戦でプレーする上地結衣（８月３１日）＝ロイター

　パリパラリンピックは２日、テニスの女子シングルス２回戦が行われ、上地結衣（三井住友銀行）がフランス選手に７―６、６―０でストレート勝ちして準々決勝に進んだ。高室冴綺（スタートライン）は敗退した。男子シングルス３回戦で三木拓也（トヨタ自動車）は英国選手にストレート負けした。

　東京大会銀メダルの上地が、地元の声援を集める１８歳の仏選手を退け、８強入りした。立ち上がりはよかったものの、相手のショットに押され、一時は逆転を許す苦しい展開。ここでペースを取り返そうと工夫した。「スピードを落としたサーブを交ぜたり、自分の立ち位置を変えたりした」といい、タイブレイクの接戦の末に第１セットを先取。第２セットは圧倒し、「ベテランの意地。若い子には負けられない」と笑顔だった。