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京阪電鉄大津線は「併用軌道・府県境越え・地下鉄」の3区間が特徴…1編成66メートルの「路面電車」は迫力満点です

読売新聞 / 2024年9月6日 10時16分

 今回の鉄フォトは滋賀県大津市と京都市を走る京阪電鉄大津線(京津線・石山坂本線)です。

 京津線は、京都市営地下鉄・御陵駅を起点にびわ湖浜大津駅までの計7.5キロ。京津電気軌道として1912年に開業しました。道路上に線路が敷かれた併用軌道、急勾配・急カーブが連続する逢坂山の府県境越え、京都市中心部を東西に結ぶ地下鉄と、特徴の異なる3区間に対応した800系が走ります。異なる架線の高さに対応するため大きく伸縮するパンタグラフや、地下鉄駅に設置された監視カメラの映像を受信する装置など多くの機能を備え、1両あたりの価格は約2億円。1両2億~3億円とされる新幹線に匹敵する高額車両です。

 石山坂本線は1913年に開業した大津電車軌道を前身とし、大津市内の石山寺駅と坂本比叡山口駅を結ぶ計14.1キロの路線です。2両編成の600形、700形があり、数多くのラッピング車両が行き交います。地元企業の広告や京都アニメーションが手がける作品「響け!ユーフォニアム」の限定ラッピング車両など、地元市民から鉄道、アニメファンまで多くの利用客を魅了しています。

 2路線とも、びわ湖浜大津駅周辺で併用軌道を走行します。今回撮影したのは同駅前の急カーブを曲がる京津線800系。地下鉄対応車両ながら自動車と並走するため車幅灯を装備し、道路上の電車用信号機に沿ってゆっくりと進みます。1編成が約66メートルもある「路面電車」が市街地を行き交う姿は迫力満点ですが、少し不思議な光景です。(東京写真部 大石健登)

 ※鉄道写真撮影の際のお願いです。マナーを守って安全に撮影しましょう。

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