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身も心も温まる、台湾「はだか湯めぐり北部篇」捲猫さんが刊行

読売新聞 / 2024年9月5日 15時20分

海を眺めながら入れるという台湾の「旧金山総督温泉」(本書より、(c)捲猫 Tpcat/DYNA BOOKS)

 台湾のエッセー漫画家、 捲猫 まきねこさんが、台湾の裸で入れる温泉を描いた漫画『台湾はだか湯めぐり北部 へん』(三浦裕子訳、中央公論新社)を刊行した。眺めるだけで身も心も温まる一冊だ。

 台湾では水着着用の大浴場が多いという。捲猫さんは数年前に日本の温泉を訪れ、目のやり場に困った。「上を見ながら入りました。湯船が想像以上に広く、お金持ちになった気分だった」と話す。

 日本で温泉の心地よさに魅了され、台湾でも「はだか湯」を発掘しようと、台北から日帰りできる24か所を巡り、漫画に描いた。浴場の見取り図や名物、歴史のほか、湯船の脇で果物を食べたり持参した大根を配ったりと、客たちの「自由すぎる」様子も紹介する。「日本の温泉とはひと味違った風習を楽しみながら読んでほしい」。続編も予定している。

 今月3日には、台湾好きで知られる声優で作家の池澤春菜さんと東京都内で対談した。池澤さんは「レーザービームみたいな水圧の打たせ湯があったり、浴場で料理を始めたりと、台湾の温泉では驚くことばかり。お客さん同士、『熱いから気をつけて』と声をかけていて、人情に触れられる」と語った。(小杉千尋)

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