「ラ・マンチャの男」などミュージカルのチケットを不正転売容疑、夫婦を書類送検…１０００万円以上売り上げか

警視庁

　ミュージカル公演のチケットを不正に転売したとして、警視庁志村署は３日、埼玉県富士見市の無職の女（４８）と夫で会社員の男（４９）をチケット不正転売禁止法違反容疑で東京地検に書類送検した。

　発表によると、２人は昨年３月～今年２月、神奈川県横須賀市で行われた「ラ・マンチャの男」などのミュージカル公演チケット２枚（定価計３万５００円）を転売サイトに出品し、東京都内の女性ら２人に計１３万円で不正に転売した疑い。

　調べに対し、夫婦は容疑を認め、女は「転売で得た利益で、好きな舞台の公演チケットを購入していた」などと供述している。志村署は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

　警視庁のサイバーパトロールで発覚した。女はミュージカルのファンで、志村署は２人が同法が施行された２０１９年６月以降、ミュージカルチケットの転売を繰り返して１０００万円以上を売り上げたとみている。