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奄美大島のマングース、世界でも前例ない根絶宣言…1993年から駆除し3万2600匹捕獲

読売新聞 / 2024年9月3日 13時27分

捕獲されたフイリマングース(環境省提供)

 環境省は3日、鹿児島県・奄美大島で駆除を行ってきた特定外来生物のフイリマングースについて、根絶されたと宣言した。駆除は1993年に始まり、2018年4月を最後に島内で捕獲されていないことから、有識者の検討会が同日、「根絶した可能性が非常に高い」と評価した。長期間定着したマングースの大規模な根絶は、世界でも前例がないという。

 同省によると、マングースは毒蛇のハブを退治すると期待され、1979年に約30匹が島内に持ち込まれたが、日中に活動するマングースは夜行性のハブをほとんど捕食できなかった。マングースは国の特別天然記念物のアマミノクロウサギなど在来種を襲ったほか、農畜産物を荒らしたため、一転、害獣とされた。

 同省などは、島内に約3万個のわなや、監視用のセンサーカメラを設置し、地元住民らが捕獲専門チーム「奄美マングースバスターズ」を結成するなどして、駆除を行ってきた。これまでの捕獲数は3万2600匹に上った。

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