1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「岡山県PTA連合会」今年度末で解散…脱退相次ぎ、会員は16年前の20分の1に

読売新聞 / 2024年9月3日 18時39分

 岡山県内のPTAが加盟する「岡山県PTA連合会」(県P連)は2日、今年度末で解散すると発表した。加盟団体の退会が相次ぎ、活動継続が困難と判断したという。12月末に事業を終了し、全国組織の日本PTA全国協議会(東京)からも退会する。文部科学省によると、都道府県レベルのPTA団体が解散するのは異例という。

 県P連には公立小中学校のPTAをまとめる各地域の団体が加盟し、保護者と教職員が会員となる。2008年度には21団体(会員約18万人)が加盟していたが、年会費に見合うメリットがないなどの理由で脱退が相次ぎ、今年度は5団体(同約9000人)のみとなっていた。

 会員減に伴い収入も減少。08年度は会員1人あたり30円だった年会費を130円に値上げするなどして対応してきたが、繰越金や積立金で運営費を賄えるのは今年度までで、来年度から赤字が見込まれるため、解散を決めたという。

 県P連は1948年設立。広報紙作りの研修や功労者の表彰、保険事業、県教育委員会に対する要望・提言などを行っている。

 県P連の神田敏和会長は「70年を超える歴史があり、保護者や先生をつなぐ場となっていた団体をなくすのは残念で申し訳ないが、やむをえないと判断した」と話している。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください