養老孟司さん「歩くことで本気で自然と触れて」…「みちのく潮風トレイル」５周年など記念しシンポジウム

ロングトレイルミーティング２０２４で基調講演を行う養老孟司さん（３日、読売新聞東京本社で）＝青山謙太郎撮影

　「みちのく潮風トレイル（東北太平洋岸自然歩道）」全線開通５周年と、「東海自然歩道」完成後５０周年を記念したシンポジウム「ロングトレイルミーティング２０２４」（読売新聞社主催、環境省共催、アシックス、日本航空特別協賛）が３日、東京都千代田区のよみうり大手町ホールで行われ、約２００人が参加した。

　解剖学者の養老孟司さんが「脳と身体。歩くということ」と題して基調講演を行い、「戦後の日本は都市化が進み、自然の価値が軽くなってしまった。ロングトレイルを歩くことで、本気で自然と触れてほしい」と呼びかけた。