上地結衣・田中愛美組、日本女子ダブルス初の決勝進出…「もっともっと積極的なプレーを」

女子ダブルス準決勝で中国ペアと対戦する上地結衣（左）、田中愛美組（３日）＝古厩正樹撮影

　パリパラリンピックは３日、テニスの女子ダブルス準決勝で上地結衣（三井住友銀行）、田中愛美（長谷工コーポレーション）組が中国ペアに６―０、６―１で快勝し、５日の決勝に進んだ。上地はシングルス準々決勝でも中国選手にストレート勝ち。男子ダブルス準々決勝では、三木拓也（トヨタ自動車）、小田 凱人 （ときと）（東海理化）組が韓国ペアを６―１、６―４で破った。

　上地、田中組が、日本女子として初の決勝進出。中国ペアのショットを厳しいコースへ打ち返し、ミスを誘って得点を重ねた。第１セットを１ゲームも落とさずに手にすると、第２セットも流れを失わず、危なげなく勝利した。昨年のアジアパラを制した２人は、互いの持ち味を把握している。「もっともっと積極的なプレーができたらいい」と引っ張った上地。田中も懸命に相手の球に食らいつき、金メダルに王手をかけた。