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試合前練習で気づいた相手ペアの「弱点」見極めて快勝、上地結衣・田中愛美組が決勝で前回覇者と対戦へ

読売新聞 / 2024年9月4日 10時39分

女子ダブルス準決勝で中国ペアに快勝した上地結衣、田中愛美(右)組(3日)=古厩正樹撮影

 パリパラリンピックは3日、テニスの女子ダブルス準決勝で上地結衣(三井住友銀行)、田中愛美(長谷工コーポレーション)組が中国ペアに6―0、6―1で快勝し、5日の決勝に進んだ。

 プラン通りの快勝に、30歳の上地はおどけて言った。「自分たちのペースを崩さずに最後までプレーができたのは、ちょっとびっくり」。上地、田中組が、女子ダブルスでは日本勢初となる銀メダル以上を確定させた。

 前回大会は別の選手と組んで銅メダルを獲得している上地が、中国ペアの試合前練習を見て気づいた。速いショットを武器とする方の選手が、「コートの後ろ側の広さに慣れておらず、高いボールを打ちづらそうにしている」。そのことを田中に伝えて臨むと、相手がミスを重ねて1ゲームも落とさず第1セットを先取。2セット目もほぼ危なげなくストレート勝ちした。

 強烈なショットを見舞った上地につられるように、28歳の田中はバックハンドで相手を苦しめた。田中は「1本1本に集中して、別のプレッシャーとかを考えずに臨めたのは良かった」と満足そうだった。

 決勝の相手は、2連覇を狙う強打が持ち味のオランダペア。上地は「パワーだけではなく、自分たちが持っているものを生かしてチャンスをつかむことができるサーフェス(コート面)でもある」とみる。球速が緩やかになる傾向がある赤土も味方に付け、前回覇者にぶつかる。(平地一紀)

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