ウクライナ副首相ら閣僚４人が辞表提出、近く内閣改造か…ゼレンスキー氏「人事刷新が必要」

ウクライナ国旗

　ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」は３日、ウクライナの副首相と閣僚の計４人が最高会議（議会）に辞表を提出したと報じた。理由は明らかになっていない。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は３日夜のビデオ演説で「必要な結果を達成できるよう、国家機関を整えなければならない」と人事刷新の必要性を強調しており、近く内閣改造を行うとの見方が出ている。

　辞表を提出したとされるのは、オリハ・ステファニシナ副首相（欧州統合担当）やデニス・マリュスカ法相ら４人。ウクライナ大統領府のウェブサイトでは、ロスティスラフ・シュルマ大統領府副長官の解任も発表された。内閣改造に関係した動きとの見方が出ている。

　内閣改造を巡っては、ゼレンスキー氏が近く閣僚の約半数を交代させるとの報道もある。

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　ゼレンスキー氏はビデオ演説で、ロシア軍による３日のウクライナ中部ポルタワへのミサイル攻撃での死者が５１人に増え、負傷者が２７１人に達していることを明らかにした。露軍の単独のミサイル攻撃での死傷者数としては今年、最大規模となっている。