大谷翔平が古巣でタイムリー三塁打、打席に入る際には「お帰り」…スタンドのファンから拍手も

三塁打を放った大谷（３日）＝ＡＰ

　【アナハイム（米カリフォルニア州）＝帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は３日（日本時間４日）、敵地でのエンゼルス戦に１番指名打者で出場し、三回に右翼線への適時三塁打を放って４打数１安打１打点だった。全５打席で、結果は一ゴロ、右翼線三塁打、見逃し三振、空振り三振、故意四球だった。ドジャースは延長十回にロハスの適時打で勝ち越し、ベッツの３ランで突き放して６―２で勝った。

　大谷は移籍後、古巣の本拠地にレギュラーシーズンでは初めて 凱旋 （がいせん）した。試合前のクラブハウスでは旧知の地元メディアの記者との再会を喜び合い、慣れ親しんだグラウンドに出ると、右肘手術からのリハビリの一環であるキャッチボールを行った。

　メジャー１年目の２０１８年から６年間所属し、「エンゼルスタジアムでプレーできることには、特別な気持ちがある」と語っていた大谷。一回の第１打席に入る際には、大型画面にエンゼルス時代のユニホーム姿の写真とともに「Ｗｅｌｃｏｍｅ　Ｂａｃｋ（お帰りなさい）」と表示され、スタンドのファンから拍手が湧き起こった。