1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

フランス・パラリンピックの「顔」がトライアスロン連覇「雲の上を飛んでいく気分だった」

読売新聞 / 2024年9月4日 15時10分

ゴールテープを切るアンカンカン=AP

 パラリンピックが開かれている地元フランスのパラの顔、アレクシ・アンカンカン(38)が、2日のトライアスロン男子(運動機能障害PTS4)で、終始トップを譲らないレース運びで連覇を果たした。「完璧な流れで、まるで雲の上を飛んでいく気分だった。でも簡単に勝てたわけじゃない。時間をかけ、準備を尽くしてたどりついた勝利だったから」。マクロン仏大統領から祝福の電話を受け、エリゼ宮(大統領府)に招待された国民的ヒーローは言う。

 開会式では仏選手団の旗手と聖火走者を務めた。定石を破って選手団の中央で国旗を振り回し続け、皆と肩を組んで揺れながら歌った。大観衆がそれに呼応した。「今日の優勝と、自分が旗手となり聖火台の前で火を継げたことは、人々が違いを超えて一つになれる世界に向けた、大きな後押しになったと思う」

 全ての人が、心身の病など何らかの「障害」を抱える。それに気付けば、社会はより寛容になれる。そんな持論を持つ。仏報道陣から次のスポーツ大臣になるのではと問われ、「スポーツを通じて、皆を一つにするメッセージを伝えることが僕の役割。他は興味ないんだ」と笑った。(結城和香子)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください