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「ナイス・グランマ」とのかけ声も…自転車の53歳杉浦佳子、ぜんそく回復し手応えの入賞

読売新聞 / 2024年9月4日 21時25分

自転車女子個人ロードタイムトライアルで6位の杉浦佳子(4日)=古厩正樹撮影

 パリパラリンピックは4日、自転車の女子個人ロードタイムトライアル(運動機能障害C1~3)が行われ、杉浦佳子(総合メディカル)は22分38秒53で6位だった。男子個人ロードタイムトライアル(運動機能障害C2)で川本翔大(大和産業)は21分50秒29で8位だった。

 上りを得意とする杉浦にとって、今大会のコースは「物足りない」という。金メダルを獲得した東京大会に比べると、坂の長さも斜度も控えめ。「抑え過ぎたかな」という序盤は、5・8キロ地点で9位と出遅れ、最後の上りで追い上げたが、短い坂で追いきれずに6位。目指すメダルには届かなかったが、終盤は思った以上の走りだったといい、「今の力はしっかり出し切れた結果」と表情は明るかった。

 大会直前にはぜんそくに苦しめられ、前半のトラック2種目はいずれも予選敗退に終わった。せきがほぼ収まって夜も眠れるようになり、体調が回復してきた中で迎えたこの日のレースで、復調の手応えをつかんだようだ。

 53歳と年齢を重ねてもトップレベルで競技を続ける姿は、他国の関係者にとっても驚嘆の対象で、「ナイス・グランマ」と声をかけられると喜ぶ。7日のロードレースに向け、「なんとかいい結果を報告したい」と意気込んだ。(杉野謙太郎)

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