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上地結衣と組んでもかつては狙われて「頭真っ白」だった田中愛美、成長の証の決勝進出

読売新聞 / 2024年9月4日 21時18分

女子ダブルス準決勝で中国ペアに快勝した上地結衣、田中愛美(右)組(3日)=古厩正樹撮影

 3日に行われた車いすテニスの女子ダブルス準決勝で上地結衣(三井住友銀行)、田中愛美(長谷工コーポレーション)組が中国ペアを6―0、6―1で下して5日の決勝に進んだ。男子ダブルス準々決勝は三木拓也(トヨタ自動車)、小田凱人(東海理化)組が韓国ペアにストレート勝ちした。

 「自分自身も場数を踏んでいる。試合中に自分を落ち着かせることは少しできたかな」。28歳の田中が成長ぶりを見せつける女子ダブルス準決勝だった。

 ボールが飛んでくると、磨き上げたバックハンドのスライスで返球。世界屈指の実力を誇る30歳の上地が、フォアハンドでポイントを重ねた。1ゲームも落とさず奪った第1セットに続き、2セット目もほぼ危なげなくストレート勝ちした。

 2012年ロンドン大会から実績を重ねてきた上地と違い、田中は21年の東京大会が初出場。18年のアジア大会で上地とペアを組んだが、「隣に立つことに自信がない」のが本音だった。強敵との対戦では狙い撃ちにされ、「頭が真っ白な状態で攻められ続けている」という苦い記憶が残った。

 だが、6年後の今。四大大会でも勝利を重ね、田中は変わった。決勝に向け、「上地選手と守り方や攻め方、ポイントの取り方を話しながら準備をしたい」。日本女子初の金メダルへ、瞳には力が宿っている。(平地一紀)

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